つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

キャンピングカーを初牽引してのキャンプ体験。

さて先日、白老町のキャンプ場にて秋キャンプを行いました。

 

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

ここでのキャンプを行う際、キャンピングカーをレンタルしました。

つまり今回のキャンプは、キャンピングカーを使用してのキャンプになります。

ただキャンピングカーは牽引が必要なものですが、牽引免許が必要ではない大きさのものでしたので、事前の講習が必須でした。

 

 

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今回利用したところは

「トラベルトレーラーステーション 千歳」になります。

 

travel-trailer-station.com

 

そもそも何故キャンピングカーをレンタルすることになったのか?

それは老後の生活を考えた際、一戸建ても夢ではあるのですが、移動式の住居のほうが勝手が良いのではという考えが夫婦の間で出てきました。荷物の量は格段に減らすことになりますが、このまま遠出ができることが魅力でもあります。ただ実際に使用したことがないので、今回は牽引免許不要のサイズをレンタルし、肌感覚をつかむことにしました。

 

 

今回利用したのは、HP上の案内にある「Sサイズ」になります。

 

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なお、牽引するための車両もレンタルしています。

車種はフィアット。500ツインエアーのターボ車で、右ハンドルですがそれ以外の仕様は外車でした。

 

リビング兼寝室(組み換えでベッドになります)

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写真右手前側にガスコンロ(カセットガスで使用します)。

写真左手には冷蔵庫があります。

空調機能もあります。

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リビングテーブルはゆったりできる広さです。

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天窓になります。

 

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車両の両側にも窓があります。ブラインドを引くことも可能です。

 

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手洗い兼シャワー室になります。

ここのスペースが広くて驚きました。どうやら生産国のお国柄だそうで、こういったスペースを広く取る傾向にあるようです。

ちなみにトイレで出た排泄物はタンクで受け止めます。

タンクが溜まるとそれを捨てますが、事前に匂いなどが出ないように専用の中和剤?を入れて使用するようです。

 

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玄関になります。下の扉は靴箱になっていて、その上は寝具を入れるようなスペースになっていました。収納スペースもそこそこの広さがあります。また扉にはポケットがついていました。

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ガスコンロです。

引き出しの一番下がカセットガスの装填と、口の開け閉めができるようになっています。

 

 

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次に冷蔵庫になります。これもなんとガスで動きます。

 

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計器類。バッテリーの残量などを確認することができます。

左のスイッチとメモリは冷蔵庫のもの。

 

 

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リビングソファのしたに、空調のボタンと通風孔があります。

この時期はさすがに寒いので暖房を使用しました。なかなかの暖かさです。

 

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小さなクルマでしたが、パワーは十分でした。

 

ほかに記録として、下記に残します。

 

-事前講習-

キャンピングカーの使用上の注意を説明される。

使用時と移動時は環境ががらりと変わるため、安全を意識した使い方が重要とのこと。

牽引部分の説明と、牽引車両との接続&取り外しについてアナウンス。

実際に牽引して試運転&車庫入れ(実はここで一番時間を要した)

 

車庫入れは2通りの方法を事前に教えていただく。

代表的な方法として、運転席側をくの字にして車庫入れする方法を学ぶ。

1度や2度じゃうまく入れることができないことを痛感する。

 

-運転-

初めて外車を運転したが、ワイパーとウインカーが逆。

そしてドライブギアが日本の仕様とは少し変わっており、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッションという、ATとMTのいいとこどりをしたようなミッションになっていました。もちろんATのようにずっと踏んでいれば勝手に変速機が動いて~となるのですが、ミッションの変速を自分で選ぶこともできるようになっています。試運転でよくわかりましたが、ATモードでギアが上がる際、アクセルを踏んでいてもその力が伝わらない、空白の時間が生まれます。逆にMTモードの時はその空白を「アクセルを緩める」ことによって軽減できます。足の使い方がMT同様なので、そんなに苦労を感じませんでした。そのため今回の道中はMTモードで走っております。

 

牽引しての運転が初めてであったため、かなり緊張して走りました。

運転している車両が小さいのですが、牽引している車両が大きく、ちょっと勘違いしてしまいそうで怖かったです。コーナリングは少し大きめに、スピードも抑えめで走りましたが、何よりこの日の国道36号線、苫小牧市内はなぜか渋滞が起きていて、この区間を抜けるのにかなりの時間を要しました。そして、かなり疲れました 笑。

 

牽引を外して、運転車両だけの運転時は車のポテンシャルを十分に楽しめます。

ちょっとこの車が欲しくなるほど、運転が楽しく感じられました。

MTというのがまたいいですね。マニュアル世代にはたまらないクルマです。

あとはクルマの大きさが受け入れられるかどうかです。個人的に小さいクルマ(MINIなど)には憧れを持っていましたので、こういう使い方もありかぁと考えながら運転していました。ただ、難点は「ハイオク」であることです。ガソリン代が・・・

 

 

帰りの運転は高速道路を使用しました。運転していて気づきましたが、自分よりも周りを走っているドライバーが逆に気にしてくれているようでした。お陰様で大きなトラブルもなくレンタルを終えています。運転者本人はかなり疲れましたが、楽しかったです。牽引という新世界を知ることができました。

 

 

終わりに

 

キャンピングカーはいま様々なタイプが出ており、人気がうなぎのぼりだそうです。

逆に中古市場に在庫は少ないとも聞いています。

今後の生活環境がどうなるかは不透明ですが、有事の際の生活手段として考えることも大げさではないように思います。その際は使用するものをかなり狭めなければなりませんが、老後であればそこまで考えることもないでしょう。あとは運転に慣れて、キャンプや野外生活に慣れるのみです。

 

 

今年のキャンプはおそらくこれで終わりになります。

冬キャンプをするまでの装備がないため、また来年、仕事がひと段落した際に、改めて楽しみたいと思います。