つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年1月の読書感想文⑤ 運命のバーカウンター 髙橋仁:著 幻冬舎

バーカウンターという名称につられて購入しました。

 

 

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運命のバーカウンター 髙橋仁:著 幻冬舎 個人蔵

 

 

帯には白川道さん、小山薫堂さんのコメントがあり、この作品を保証されています。

酒絡み(バー)の話かなと思っていましたが、どうやら経済小説のようでした。

 

著者の髙橋さんが経営する会社における経験談をもとにこの作品を書かれたようで、経営者向けのメッセージがばんばん飛んできます。中にはショッキングな出来事もあり、主人公である経営者も疲労困憊の時期を迎えたこともあったようです。それをどう乗り越えたか、そこに興味があったのですが、そこまで語られることはありませんでした。そこは経営の核心なのかな。

 

この作品に出てくるバーはいわゆる「勉強の場」としてあるようで、そこで身に着ける教養などで経営者は成長していく過程を取っています。成長物語としてはありなのかなと思いつつも、もう少し酔いたい(飲みたい)と思わせてほしいなと思った作品でした。