つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年2月の読書感想文⑨ 台湾人ジャーナリストが見たニッポンのジャズ喫茶 周靖庭:写真・文 高智範:訳 CDジャーナルムック

ジャズ喫茶関連の本を読んでいましたら、偶然にもこのような本に出会いました。

 

f:id:maruyamabase:20220215190520j:plain

台湾人ジャーナリストが見たニッポンのジャズ喫茶 

周靖庭:写真・文 高智範:訳 CDジャーナルムック 個人蔵

 

タイトル通り、台湾人ジャーナリストによる、ジャズ喫茶の魅力に触れた本になります。写真の本は日本版となり、原書は台湾版となります。日本版発行にあたり、特別企画として、店主対談「ベイシー」×「ジャズ・オリンパス!」が収録されています。

 

写真もさることながら、翻訳された文章からジャズ喫茶への敬意が滲み出ています。頭が下がる思いです。ジャズ喫茶、オーディオ、そしてジャズ。そのすべてに対して新たな学びを得ることができます。本書では残念ながら閉店、または退職されたスタッフ等も掲載されていますが、お店の佇まいとスピリット(魂)は余すことなく伝えられており、今すぐにでもお店を訪れたくなります。

 

秀逸なのはそれぞれのお店に設置されてあるオーディオについて触れているところ。

メーカーはもちろん、型番などもわかる限り記載されています。オーディオに込めた思いも読むことができ、益々ジャズ喫茶が好きになります。

 

 

ムック本ではありますがなかなかのお値段になります。

しかしながら、手元に求める価値のある本だと思います。

本屋さんに並んでいましたら、ぜひチェックしてみてください。