つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年3月の読書感想文⑫ 虚空へ 谷川俊太郎:著 新潮社

少ないことばで書かれた詩。

 

とても興味がありましたので、買い求めることにしました。

 

 

 

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虚空へ 谷川俊太郎:著 新潮社 個人蔵

 

本書に詩が88篇収められているのですが、少ない言葉で書かれた詩でありながらも、その重量感は変わりありません。いや、却って、読みこんだときの、心身への波紋の拡がり方は、従来のものとは異なる感覚を覚えています。

 

詠んでいて、しばしばフリーズしてしまっていました。

短い言葉が、こんなにも沁みてくるとは思いませんでした。

 

本書は2020年から21年に書かれたという最新の詩集になっています(当時)。

だからこそ響くのかもしれませんし、沁みこむのかもしれません。

 

 

ここに、詩の可能性が、植えられていました。