少ないことばで書かれた詩。
とても興味がありましたので、買い求めることにしました。
虚空へ 谷川俊太郎:著 新潮社 個人蔵
本書に詩が88篇収められているのですが、少ない言葉で書かれた詩でありながらも、その重量感は変わりありません。いや、却って、読みこんだときの、心身への波紋の拡がり方は、従来のものとは異なる感覚を覚えています。
詠んでいて、しばしばフリーズしてしまっていました。
短い言葉が、こんなにも沁みてくるとは思いませんでした。
本書は2020年から21年に書かれたという最新の詩集になっています(当時)。
だからこそ響くのかもしれませんし、沁みこむのかもしれません。
ここに、詩の可能性が、植えられていました。