つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年4月の読書感想文⑩ 菊池寛が落語になる日 春風亭小朝:著 文藝春秋

新聞広告(紙面の下に掲載されているやつ)で気になった作品。

文字で落語を読んだことはあまりないのですが、興味がありましたので購入してみました。

 

 

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菊池寛が落語になる日 春風亭小朝:著 文藝春秋 個人蔵

 

 

菊池寛は、国語の教科書に出てくる昔の作家さんです。

積極的に読んだことはなく、記憶もあいまいなのですが、そのような作品を落語にしてみたらどうなるだろう?というのが本書になります。本書は小朝師匠が書かれた落語と、そのあとに菊池寛さんの原作が続くというスタイルになっています。そのため、小朝師匠がどのようにアレンジして落語に仕立て上げたのかがわかるようになっています。

 

この作品は相乗効果で、落語という作品と菊池寛さんの作品と、両方に興味を持ってもらえます。こういったことがきっかけになることは多いと思います。

 

この本を読んでいたら、落語が聴きたくなりました。寄席に行くことを夢見て、本書を閉じることにします。