こちらの本を読んだ時の参考図書に気になる本があったので買ってみました。
で、購入した本はこちらです。
木の家に住もう。 古川泰司、アラタ・クールハンド:著 エクスナレッジ 個人蔵
木の家って、とても魅力的な響きがあります。
いっぽうで、木の家を手に入れる・住むなど、いろいろと大変なのでは?とも思います。
本書は木の家に関係することをイラストと文章で解説し、木の家との距離をぐっと縮めてくれるものになります。
木の家や木材に関すること、木材生産の背景などにも触れ、わたしたちが扱う「木」に関する話題や問題、課題などを細かく挙げており、かなり勉強になります。思い込みの知識なども軽やかに矯正してくれるので、とても面白く読むことが出来ます。
現在は住宅建築用の木材のほかにも木を使った商品が続々と出ており、少しは無駄になることが少なくなったように思います。しかし国産の木材はこれまで海外産に押されてきており、消費の機会を奪われていました。オリンピック前後から木材そのものが足りなくなる傾向に来ており、単価も上がっていると聞いています。時代に泣かされる素材というのが少々残念です。
自分自身持ち家として木の家が欲しい、とまでは思っていないのですが、仮に住むのであれば木の家を選ぶでしょう。メンテナンスを含め、その家で過ごすことがよい時間につながると思えるからです。木の家は、自分にとっては懐かしさを感じさせるものであり、今となってはパートナーに迎えたいタイプの家です。現在は仮住まいですが、今後どうなるでしょうか。大事に保管し、また目を通したいと思います。