自分にとっては難解でした。
しかし、翻訳者である村上春樹さんの熱意はすごいことがわかりました。
The Nuclear Age(ニュークリア・エイジ)
ティム・オブライエン:著 村上春樹:訳 文春文庫 個人蔵
出版社のページを参照してみます。
この作品で形容されているのは「魂の総合小説」なのですが、自分には難解すぎました。60年代の夢と挫折を背負いつつ、核の時代をサヴァイヴ(長生きする、生き残るといった意味)する、激しく哀しい青春群像とあるのですが、ここをうまく掴んでいくことが出来なかったというのが本音です。機会があれば読み返そうと思いますが、世情がこの作品に近くならないと、手は伸びないかもしれません。
この作品の注目すべき点は、村上春樹さんによる註の量が凄いことにあります。
魂の総合小説と言われた作品に対し、魂で受けている印象が強く残りました。