つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年11月の読書感想文② 神様の友達の友達の友達はぼく 最果タヒ:著 筑摩書房

タイトルに惹かれたところはあります。

詩集とも思えますし、ときには哲学の匂いがする本でした。

 

 

神様の友達の友達の友達はぼく 最果タヒ:著 筑摩書房 個人蔵

 

 

エッセイになるのですが、最果さんの思考や口から出てきて打ち込まれる文章が、世紀末の日本(というイメージ)を表現しているかのような印象を持ってしまいます。この方の文章はどこか刺激的で、どこか哲学的で、どことなく「禅」を漂わせています。

 

300ページほどの本書ですが、教科書として、そしてお経として活用ができると思います。カフェで読んでいてもサマになります。難しそうでいて心情にくらいついてくる、そんな豊穣な本だと思います。試験問題のところは読みづらかったですが(問題文等をそのまま掲載しているので仕方ない部分はあります)。