2022年11月の創作詩 爆ぜる何かが
一週間を何とかやり過ごすことだけを考えることもある
面倒な仕事を後回しにした結果 大事な場面で突きつけられることもある
体調がすこぶる優れないときもあれば
好きな人に振られて自暴自棄なときもある
死ねばいいのにと後輩だとか部下とかに言われ
高校時代に使えねぇと陰口を叩かれていたことを思い出す
夕食のカレーライス
ごはんにおみそ汁 ごはんのおともは梅干しで
手づくりのおかずをかきこみながら
料理の旨さをかみしめる
そしてこの日を踏みしめる
そこでは生まれなかった言葉だけど
かつては教わっていたことばがあった
生きていてよかった
生きていてよかった
生きていてよかった
かんたんな言葉であるはずなのに
今まで組み合わせたことがなかった
この言葉を教わったなら
いつどこで使おうか
生きていてよかった、という雄叫びを