つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年1月の読書感想文① 生木で暮らしの道具を作るグリーンウッドワーク 増補改訂版 久津輪雅:著 株式会社ワン・パブリッシング

木育(もくいく)に触れていくと、必ずといっていいほど出てくるのがこの「グリーンウッドワーク」というもの。その代表格は「削り馬」なのですが、本書は代表的な道具を紹介するとともに、基本と実践をガイドしてくれています。

 

生木で暮らしの道具を作るグリーンウッドワーク 増補改訂版 

久津輪雅:著 株式会社ワン・パブリッシング 個人蔵

 

本書の魅力は何といっても「写真」。

道具を使った各動作を写真付きで紹介しているので、ガイドとしてはぴったりです。

道具の紹介から基本動作、そして実践とつながっており、興味が湧く内容となっています。

 

 

グリーンウッドワークは生木に触れる機会としては格好の機会になりますが、いざ自分でやるとなると道具が必要になり、そこがひとつのハードルになります。

身近にある道具では何ともすることが出来ず、木工道具や大工道具などといったものが必要になります。道具が必要となると、その作業をする空間も必要になります。

何かを創るということを経験済みであったなら、これらのハードルは低い気がしますが、新しく始めようとすると高い壁に感じてしまいます。

 

しかし、現代においてここが転換点になるのではと思っています。

「手に職」という言葉がありますが、自分で何かを創ることが出来る能力を携えておくと後々有利に働く気がしています。また個人の感想ですが、自然の産物に触れることが大事だと思っています。

 

以上のことから、図工系は苦手な自分ですが、個人の範疇としてのグリーンウッドワークを始めてみようと思います。まずは道具を揃えることかな。