初日の寺久保エレナに続き、2日目は海野雅威さんになります。
海野さんは海外で活躍するジャズピアニストで、コロナ渦の中、痛ましい事件に遭遇したことが知るきっかけになりました。
この日もカウンター席に座りました。
この日も盛況。
トリオ編成でのライヴはまさしく夢のような時間。
会場は異なれど、一流のジャズクラブにいる感覚を憶えました。
海野さんは時折電子ピアノに席を移しての演奏もあり、多彩さを披露。
ジャズという音楽の何たるかを教えてもらった感じがしました。
そしてレポートにもありましたが、ライヴゲストとして、金澤緋彩さんが参加。
海野さんも唸ったプレイが会場に響き渡りました。これもうれしい収穫です。
ライヴ中のアナウンス(MC)で印象的だったのが、かつて札幌市で精力的に活動されていたジャズミュージシャンに敬意を払ったことです。所縁のある曲も演奏されたとともに、今回のライヴに関係者を招待されていたそうです。そのうちの一人、福居良さんは最近聴くようになったプレイヤーの一人で、現在奥様が経営されている「スロウボート」にも通わせてもらっています。この話を受けて、少しですが親近感が湧くとともに、海野さんへの敬意を払うようになりました。自分ごときではあるのですが、頭を下げたい思いです。
色々と示唆に富んだライブとなり、お腹いっぱいになりました。
この機会に感謝したいと思います。
さてフードの感想を少し。
今回のフード提供は「MORIHICO.」さんとなっておりました。
個人的な考えとしては、この建物内に店舗を構えている関係なのかなと思いました。
フードですが、もう少し幅を広げてはどうかという印象を持ちました。
というのも、少し物足りない感覚を持ったからで、「これがあれば完璧」というものがなんとなくなかったように思います。値段設定はしょうがないと感じましたが、量と料金のバランスが少し釣り合わない感じがしました。ドリンクも同様です。クローズドのイベントなのでそこでしか買い物ができないという状況であったことからたくさん飲食させていただきましたが、勿体ない使い方をしたなという感想を多少ながら持っています。これを教訓として欲しいですね。ちなみにフードは8割がた購入していただいています。2日間でしたが、いいところは押さえていたと思います。ドリンクですが、珈琲は別として、スパークリングワインの量が少なすぎました。海野さんのライヴでは珈琲を飲みましたが、こちらは満足いく量となっていましたので、そのあたりのバランスですね。ちなみにこのイベントに合わせて作られた豆はしっかりと購入しております。
次に会場スタッフについて。
動かなさすぎです。そこにただ立っているだけの印象です。
あと身内で話すぎで、周りに目がいっていません。積極的に席案内する様子もありませんでした。こちらから訪ねなければ動かない(動けない)という印象でした。なんのためのスタッフなのかと思いましたので、ここは要改善です。
そして物販(フード販売)ですが、ライヴ開始前に列ができることがありましたが、この対応に四苦八苦されていました。次からはそうなった場合の導線づくりをどうするかしっかりと考えたほうがいいと思います。そうしないと、あの場所は混乱します。
ボランティアであれど、研修は行っているはずです。札幌を代表するイベントのはずですから、スタッフの対応もひとつの思い出として残るよう、行動されることを望みます。
過去にこういった仕事も経験していたことから、ちょっと目についてしまいました。今後の改善に期待したいと思います。
これで2022年のライヴ参戦は最後となりました。
大満足の感情を抱えつつ、会場を去りました。