つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年3月の読書感想文⑧ レーベルで聴くジャズ名盤1374 小川隆夫:著 シンコーミュージック・エンタテイメント

ジャズライターの小川隆夫さんによる、42レーベルの魅力を語った熱い(厚い)本です。

 

 

レーベルで聴くジャズ名盤1374 小川隆夫:著 

シンコーミュージック・エンタテイメント 個人蔵

 

 

ちょっと変わったディスクガイドになっていると思います。

 

まず、ジャズのレーベルがこんなにあることに驚きでした。主要42レーベルとあるので、マイナーを加えるともっとあるのだと思います。

 

本書はレーベルの紹介や歴史に触れ、「このレーベルと言えばこの作品」を紹介するスタイルになっています。レーベルに関してはビギナー向け、マニア向けの講座として段落を分けて説明するほど。情報量はとても多く、かなり充実したものを手に入れることが出来ます。

 

主要レーベル42、紹介ディスクは1374。既に知っている作品も含まれると思いますが、これだけの量を知ることが出来るのは大きな収穫と言えます。これまでに数冊のディスクガイドを参考にしてジャズ作品を集めてきましたが、この本はかなり大きく影響しそうです。手に入らないものもあるでしょうが、もっといろんなジャズに触れるためには必要な要素だと感じます。

 

ジャズの名盤は何も昔だけに非ず。現在においても日々名盤は生まれています。

日々生まれる名盤に触れてもよし。多くの人が評価した名盤に触れるもよし。

あなた好みの名盤を是非、見つけて欲しいと思いました。