つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

選挙で感じたこと。④

本日は統一地方選後半戦開票日となりました。

既に北海道の選挙においても、投票結果等のニュースが入ってきています。

 

地方選挙ではあまり聞かないのですが、国政選挙になると選挙後に聞こえてくるのが

 

「不正選挙が行われた」

 

という候補者からの声です。

この声は結構前からあったと思います。

それは本気で言っているのか、自身の敗戦を認めたくないのかはわかりませんが、この発言をして認められたケースはほとんどないと記憶しています(票の訂正はあった)。

 

 

 

この報道を見るたびに見苦しいな、と感じていたのですが、海外では大きく違うようで、この発言ののちに暴動のようなことが起きてしまい、根幹を揺るがす事態を招いてしまいました。つまりは落選した候補者の発言を信じてしまったのです。そしてその動きは現在でも続いていると認識しています。

 

仮に日本でももし、このような発言を受けて行動を起こしてしまうような状況が生まれてしまったらどうなるのだろうと考えてしまいました。その人の落選は変わらないかもしれませんが、選挙制度における公平さをはじめとした価値は、かなり横暴な形で下野させられます。そのうち選挙を経ずに自分が首長だと宣言する輩も出てくるのではないかと思い、考えさせられるのです。

 

思い通り、というのは傲慢な意見になりますが、うまくいかなければそれは正しくないと主張する。何かを言うのは自由ですが、「自分のため」だけに行動するのは正義でも宿命でもありません。どんどん「善」が薄れてきている今日ですが、その灯だけは消さないようにしていかなくてはならないのかなと思いました。