つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年繫忙期の読書感想文⑮ 樹は語る 清和研二:著 築地書館

ここ最近の推し出版社、築地書館からの1冊になります。

 

樹は語る 清和研二:著 築地書館 個人蔵

 

落葉広葉樹について丁寧に触れた一冊。

環境別に分け、イラストを加えたうえで解説しており、各品種についてやさしく覚えることが出来ます。まさしく教科書的な一冊になります。

 

イラストはモノクロですが、かなり詳しく描かれており、本書を片手に森へ赴いてもよいと思えるほど。それぞれの木について、十分な知識と生活の知恵なるものを吸収することが可能です。

 

これまではこういった知識は、いわゆるフィールドワークでしか教えられないものを思っていたのですが、本による普及という方法が広がるようになってからは、貴重な情報としての拡がりを見せつつあります。

 

ぼく自身も少し歩けば森に入れる場所に住んでいます。今時期は野生動物の脅威もあるため二の足を踏んでしまいますが、出来ることなら少しでも長い時間、その環境に身を置いて、多くのことを学びたいと思っているのです。