つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年繫忙期の読書感想文⑲ 崖っぷち町役場 川崎草志:著 祥伝社文庫

目に留まった「お役所小説」。

かつて役場に勤めていた身、ということで、読んでみました。

 

崖っぷち町役場 川崎草志:著 祥伝社文庫 個人蔵

 

本書は著者の故郷を舞台にした、ハートフルでユーモアなミステリー。

 

主人公の役場職員(女性)は、人事異動で窓際部署と噂されるところに異動となります。

業務としてやってくるのはどうやら面倒事なのですが、そこから地方にある様々な問題が表面化していくというものです。

 

いつぞやの新聞記事ですが、人口が減っているというものがありました。

地方はかなり前から、都市部では最近から人口の移動が顕著なようで、地方の政策としては地域振興ももちろん、人口をいかに増やすかが外せない命題となっています。

 

本書では様々な地域の問題に関わっていく役場職員を応援しているように思えます。

環境の表現はひょっとすると、著者が育った場所を写しているかもしれないと思うと、故郷への思いが溢れる、素晴らしい作品だと感じるようになりました。