人口減に抗う。
北海道新聞7月26日朝刊の一面は「道内人口5.2万人減」とありました。
どうやら11年連続のことのようで、現象数は全国最多となっています。
しかしながら全都道府県で人口減という現象も起こっており、これからもっと人口減の減少は続くものとみています。
自治体別では人口が増えているケースもありますが、多くが人口減というのがかなり深刻です。高齢化社会と言われて久しい中、人口減というのはもうどうにもしようがない問題に発展していることがわかりました。
人口減というのは色んな意味でリスクが伴います。
1.税収の減少
2.産業の後退
3.環境の維持が困難
4.各方面の後継問題
5.過疎化
これを打開するために、外国人労働者を誘致して産業の下支えにしようという動きが起きていましたが、こちらはこちらで色んな問題があり、制度としては一定の定着を見ているようですが、数々の課題の解消には至っておらず、深い傷が残ったままとなっています。
その一方で、日本人の海外進出も顕著です。何かしらの技能を取得して海外で働いたほうが、日本で働くよりも稼げるということで、生活の場所を海外に移す人が出てきています。これは皮肉でしかありませんが、日本の色んな事情を天秤にかけた結果が、人口減につながっているということになります。
今後はどうしていくべきなのでしょうか?
もう、高度経済成長期のようなムーブメントは起きないと思います。
しかしながら一方で、荒廃していく環境があります。
賃金も上がらず、物価だけが上がっていく。観光客は増えても、それを受け容れる人出が少ない。どうしても生活環境が良くなる材料が、見つからないのです。
ここであれこれ要望を述べても仕方ありませんが、何が打破につながるのか、それこそ政治家のお仕事になります。その点を含めて、地元の議員さんや国会議員には、期待したい(素直にそう思えないけど)と思います。