つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和5年11月の読書感想文⑭ 世界で一番美しい樹皮図鑑 セドリック・ポレ:著 國府方吾郎:監修 南條郁子:訳 創元社

この本の存在を知って驚きました。樹皮の図鑑はそうないです。

しかも高い。思い。だからこそ図鑑なのです。

 

 

世界で一番美しい樹皮図鑑 セドリック・ポレ:著 

國府方吾郎:監修 南條郁子:訳 創元社 個人蔵

 

 

著者が時間を費やし、25か国以上で撮影したコレクションから選りすぐりをまとめた図鑑。著者によるエッセーも収録。

 

日本だけでもなかなかのかずがありますが、世界となると想像もつかない樹々がたくさんあり、目を奪われてしまいます。表紙には天然の樹皮が貼り付けられており、楽しめる図鑑ともなっています。

 

近年、樹々に関する本が増えて来たように思います。同時に森林に関する本や、林業に関するものまで。畜産・酪農や水産から比べると、林業はスポットの当たらない職種ですが、生き物の生産効率を左右する、重要な役割を背負っています。その一方で、自然の美しさそのものを見せてくれる貴重な存在でもあります。世界にはほんとうに様々な樹が存在しているので、機会があれば是非見て欲しいです。