つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

世界の畜産を知る。

日本農業新聞 11月4日の特集面(4面)に畜産大国フランスの記事が載りました。

フランスが畜産大国とは知りませんでした。そもそも、世界の産業がどのような割合になっているかはあまり聞かされていない気がしました。

 

 

酪農も畜産も

フランスは酪農も畜産も盛んであるようで、日本がホルスタインがほとんどの乳牛であるのに対し、フランスは3分の2がホルスタインで、モンベリアードという品種が約20%、ネルマンディーという品種が約10%と続くようです。土地が変われば品種も変わっていくようです。乳量は日本に届かないものの、チーズ向けにも多く販売されているとのこと。ヨーロッパといえばチーズというところがありますので、ここはうなずけるところです。

 

肉牛に関してはシャロレー、リムーザン等世界的に普及している品種に加え、地域色が強い10種類以上の品種も存在。肉が硬くて美味しくないという声があるようですが、そこを跳ねのけるようにして料理が開発され、一方で有機認証も取得しつつ、肉質も向上させるよう努力しているとのことでした。

 

 

 

国際記事から読み解く必要

一面に渡って特集記事を組んでいますが、営農型太陽光発電システムの導入は日本より遅れています。まだ完全な確立には至っていないものの、法律が成立したことで活気づいているようです。持続可能な社会と共存できる(する)ための試みが、世界という大きさで目指すようになってきました。ニュースの片鱗を見ますとどうしても「削減」という見方が強いのですが、「共存」はソフトパワーになります。軋轢を生むのではなく、ソフトに関わっていくことで循環に大きく貢献していくことが出来るのではと感じます。

 

 

 

環境問題は日本のみならず、世界においても注目されるべき問題になっていますが、その主張はとげとげしいものばかりが目につきます。そして、その目標を達成するために、やはり過激的な行為に終始している印象を持ちます。そんな「ハードパワー」ばかりに頼っていては、「正義のためには何をしてもよい」という考えになり、最終的には排除されるでしょう。今正義は乱立しています。皆が納得する「もっともな」結論を導くにはとてつもなく長い時間をかけなければいけません。抗議活動は大事ですが、何かの領域を犯すような活動は、異なる分野での「争い」を生むだけだと思います。