つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和6年3月の読書感想文⑩ A New Path for BiSH Members. ㈱SW:発行

BiSH解散後のインタビュー集となります。

 

A New Path for BiSH Members. ㈱SW:発行 個人蔵

 

 

文章だけではなく、グラビアも織り交ぜての刊行となりました。当時まだBiSH関連の様々なアカウントが動いていた頃に告知がなされ、即買ったことを憶えています。

 

解散後のことば、ということもあり、清掃員はみな、それぞれのメンバーから語られることばを待っていた、または気にしていたと思います。そこにはかつてBiSHだった、そしてどこかでまだBiSHである彼女たちの、人間としてのことばが綴られていました。そこから見える世界はやはり想像を超えるもので、いまの自分の仕事など比にならないくらいの忙しさだったのだと思います。

 

海産が決まってからの行動は、何かが更にひとつ加わったような感覚がありました。それが解散までの期間をより精密に、そして美術的に仕上げていったのではと思います。現在はメンバーそれぞれが活動を展開し、定着しています。ひょっとするとBiSH時代よりも追いかけるのが難しくなっているかもしれません。そのときの勢いと情熱は下火になりましたが、彼女たちが全員集まらなくても、それぞれの場所で頑張っていてくれるなら、自分も頑張らなくちゃと思える内容となっていました。

 

改めて読み返せば、彼女たちの心情への理解が深まると思った一冊でした。