つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和6年3月の読書感想文㉒ 現代語訳 論語 齋藤孝:訳 ちくま新書

論語の現代語訳は数多ありますが、本書は齋藤孝さんによる訳となります。

 

現代語訳 論語 齋藤孝:訳 ちくま新書 個人蔵

 

原文の記載はなく、現代語訳の文章が並びます。今回の現代語訳は、わかりやすさと入ってきやすさというものを念頭に置かれたもので、中国古典を学ぶ人には嬉しい一冊となるでしょう。物語のような、そしてまた哲学や倫理学にも見える大いなる書は、何度も何度も読み深めていってこそ、ほんとうの理解へ到達します。一度だけではなく、何度も読むことにこそ、古典を学ぶ醍醐味というものがあると感じています。