つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年8月の読書感想文⑯ 気のはなし 若林理砂:著 ミシマ社

健康を害したことがきっかけで手に取った本です。

 

気に関しては昔から興味がありました。

 

 

健康を害した話はコチラ。

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

気のはなし 科学と神秘のはざまを解く 若林理砂:著 ミシマ社 個人蔵

ミシマ社創業15周年記念企画

 

 

若林さんの本はもともとこちらが先に目に入っていたのですが、先にこちらを購入して読んでいます。

maruyamabase.hatenablog.jp

 

気と言えば人間の中に流れているエネルギーのようなものですが、目に見えないものでもあり、場合によってはうさん臭さを感じます。本書はその怪しさや難しさを取り払い、古典を引用したうえで気の世界を解きほぐしていこうというものです。

 

まぁ、ムー世代なので、ある程度の頭ではおります。

前ほどではないと思いますが、現在はある程度東洋医学も発達(と表現してよいのか)しているため、気はポピュラーになっている気がします。

 

これまたその昔、西野流呼吸法を習っていた期間もあり、そんなにではないけれど、自分の中で少しは気を動かすことが出来るようになりました。それはあくまで健康目的のものであり、対人で何かをする規模のものではありません。実際の体験で気に触れていることがあったため、本書の内容もすんなり受け入れることが出来ています。人間にはこういう不思議なものを持っているんだね、そしてそれが健康にも影響するんだね、程度でいいと思います。

 

 

 

こういう内容を読みますと、特効薬ほど眉唾なものはおよそないと感じます。

症状の緩和としての薬はあるでしょうが、服用した瞬間に治る!というものはないでしょう。しかし実際は、多くの人間がそれを求めているような状況です。体の不調はなるべくしてなっているものだし、そこに行きつくまでに何かしらの予防策はとれたはず。それをしないでいざ症状が出てきてあれやこれや・・・・・・・・というのが本当に多いし、自分でも気をつけたいところであります。

 

これから自分はどんどんと老いていき、覇気もなくなってきます。

その中でできることとしては、自分自身で予防を意識し、身体をつくっていくことなのかなと感じました。