つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年1月の読書感想文⑨ ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 菅原正二:著 講談社+α文庫

※画像を追加しました。

 

ジャズ喫茶ベイシー読本を読み、こちらも読みたいと思い入手しました。

 

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ジャズ喫茶「ベイシー」の選択 菅原正二:著 講談社+α文庫 個人蔵

 

ジャズ喫茶ベイシーのマスター、菅原さんの為人が見えてくる一冊。オーディオに命をかける姿勢もよく見えます。音に関する表現がこれでもかと記述されており、著者の追求力がうかがえます。これが夢物語のようで実際にあった話だっていうのですから、何とも羨ましい。何も考えずに「ジャズ喫茶をやってみないナ」と思ってしまいます。勢いだけではダメなのはわかっているんですが。

 

ジャズ喫茶ベイシーは、神聖な空間になっていきます。その過程が本書でよく描かれております。300ページに近い「思いのたけ」ではありますが、その思いにじかに触れたいなと思いました。