ウシ、inワンダーランド。
住んでいる地域では、深い霧の現象に「じり」というものがあります。
湿気を含んだ霧、とでも言えばいいでしょうか。
そんな現象を、年間何日も経験します。ひどいときはかなり近くでも霧に包まれてしまいます。そうしますと野外での行動は少々危険になってきますので、仕事内容も変更を余儀なくされます。
そんな「じり」が続いていたある日、起床後に窓から外を見てみると
子牛はしっかり幼稚園中(電気牧柵で囲っているエリアから外に出ることの意)でした。母牛が近くにいるので、かなりリラックスしているようです。放牧期間中は、あたりまえな光景になっています。子牛もわかっていて、母牛のおっぱいが飲みたくなれば、自然と囲っているエリア内に戻ります。一応出入りできないように工夫はしている「はず」なのですが、電流(ウシや人間が触っても驚くほどの電流で、痛さはあまり感じない)を知っているとそこをまたぐ・くぐるというのは避けるはずなのです。ただこれも慣れてしまいますと、写真のように幼稚園が始まります。はぐれていないので、このまま静観です。牛にとっては過ごしやすい天候ですね。
晴れたら晴れたで、曇ったら曇ったで、霧が立ち込めればそれなりにという具合で、居住地の自然は様々な表情を見せてくれます。時に感謝し、時に脅威を感じます。顕著な変化をビンビンに感じながら、本日も元気に暮らしていこうと思います。