わたしたちは「次に活かす」責任があります。
2か月という短い間でしたが、出稼ぎに行った会社で学んだことはたくさんありました。
反面、自身の反省や力不足を感じたことなども、突きつけられました。
それらの出来事を振り返ってきましたが、これも今回で最後にしましょう。
振り返りばかりやっていても仕方ありませんし、これを踏まえて次に行くべきなのですから。
ちなみに、これまでの振り返り日記はコチラ(独断と偏見で選んでいます) 。
※数の多さはご容赦ください
さて今回の日記は総括のようなものになります。
まぁ、いっぱしの事を書くと思うのですが、あくまで個人的な意見です。
社会では、個人的な意見よりも会社の方針が優先されます。
それは仕方のないことなのですが、それを言い訳にしてしまうのではなく、次年に向けてどのように「良く」していかなくてはならないかを、出来る範囲で対処していかなくてはなりません。ただ愚痴だけを吐くのでは、ダメなのです。
さて、短い期間ではありましたが、幾つか感じたことを書いていきます。
そもそも何故ここで書くかといいますと、自分なりにまとめて総括することで今後の仕事に必ず活きてくると信じているからです。これは会社から求められて提出したわけでもありません。むしろ部外者(派遣なので)が口を出しても、どれくらい本気で受け止めてくれるかは正直わかりません(疑問というほどではありませんが)。
そんな状況で総括するというのは、ひょっとしたら悪趣味もいいとこかもしれませんね(笑)
では、気を取り直して書いていきましょう。
・「教えた」つもりになっていることの弊害
研修必要なことを教え込みますが、それだけではわからない場合は多々あります。
それは研修時にはイメージが定着せず、実務でやっとテキストで習った内容がオーバーラップされてくるからです。そのため、教えた(または教わった)内容を実践するタイミングによっては、もう一度はじめからやり直しというケースも少なくないと思います。
そのようなケースになった場合、「研修で教えたからできますよね?」というのは、もう脅迫(圧迫)に近いです。もう同様だと言ってもいいくらいです。一度教えたらできるというのは、完全な思い込みであるからです。わたしたちは人間ですから、できることもあればできないこともあります。それをひとくくりにするのは大変危険です。上記のように一度教わった内容でも改めて内容を確認できる環境が整っていなければ、結局は「つもり」で片づけられてしまうだけになります。
・フォロー体制の多様化
今回仕事をさせていただいたところは、繁忙期による人員増加によって編成されたいわば「付け焼刃」のチームです。経験者やフォローする役職者も多数在籍していますが、大半が業務のすべてを理解しているとは言えない状況でした。また、役職者もリアルタイムですべての人のフォローにあたることは難しいため、ピーク時には役職者のフォローを待つ順番待ちが出来てしまうことがありました。これに関してはパートさん側と管理者側の両方に問題があったと考えています。
まずはパートさん側。パートさん側はわからないと対応を保留にして、エスカレーションを求めます。それは通常のフローなので問題はないのですが、しばしば「自分で何も確認しようとせず」エスカレーションを求めるケースが増えてきました。これに関しては朝礼で「自分で最低限確認するための行動をすること」と周知してきたのですが、あまり効果はありませんでした。これはひょっとすると、この仕事をする前の段階で双方の認識にズレがあったのかもしれません(どんどんエスカレしてくださいと聞いていたなど)。
そして役職者側。どんな問題があるのか?といったところですが、全員の手元にある資料の他に、代表的な質問に関する「手引書」を別途設ければよかったのではないか?と考えています。というのも、研修時に貸与された資料も分厚く、付箋などで見出しをつけてはいるものの、いざ探すとなると時間がかかります。それよりは最初から聞いてしまおうという気持ちが起きてもおかしくはありません。また、対応時のFAQも設けてあるのですが、うまく利用できず結局エスカレーションを求めてしまうというケースもありました。これでは役職者の業務量は一気に増えます。そして、自分の仕事が出来なくなります。ではパートさんが自分で考え行動してもらうためにはどうすればよいのでしょうか。打開策のひとつとして、時期的に突出して出てくる内容にのみまとめた「手引書(フローの内容をまとめたもの)」を別途作成し、設置します。この数もあまり多くすることはせず、時期によって変化していく質問内容の中で目立つものだけを抜粋しておくというものです。別途設置するため、説明する事項に関しては詳細を記しておきます。そのため、その分野が苦手な人にはよい教材となるでしょうし、人にエスカレーションをしなくても、その資料を確認すれば解決するという新たな流れが生まれます。もちろんこれだけで万事解決という訳にはいかないでしょうが、「教えたから大丈夫」という思い込みを捨てていかないと、気がつけば自分の仕事は何も出来ずに1日が終わってしまったということも現実になってしまいます。上記はあくまで一例ですが、事前の仕込み(準備)を行っておくことで業務がスムーズに進むということは、よくあります。それを繁忙期が終わった後に気がつき、対処できるかどうかだと思います。
・本番に向けてどれだけ「付随業務」を減らしていくか
これは共通して言えることなのですが、とにかく本来の業務以外にやることがあり、それがままならないという状況がずっとありました。パートさんに関しては書類の記載なのですが、出勤した日には必ず記入しなければならないものもあります。しかし日々の忙しさでそれも忘れてしまい、体裁が整わぬまま書類を提出してしまうというケースが目立ちました。一方社員さんはと言いますと、本来の業務以外のことに時間を奪われている印象を受けました。それは本来会社の業務としては通常なのかもしれませんが、その通常が通用しないのが繁忙期です。そのような時期にも通所通りの仕事の割り振りをしていてはダメだと思います。何のための繁忙期態勢なのか正直わからなくなります。それでも「やれ」というのは簡単ですが、愚かなことにそれは「実際に自分がやったことがないから言えること」だということを、指示をする立場の人間はよくよく理解した方がいいでしょう。立場がどうであれ、ひょっとしたら自分がやらなくてはならないという局面が訪れる可能性だってあるわけです。それを微塵にも考慮しないで会社の命令だ、方針だと言ってのけるのは、もはや無慈悲だと言わざるを得ません。
このように、いち派遣社員の目から見てもこれだけのことが出てきました。もう1ヶ月長く在籍していたとしたら、もう少しその中身が詳しく見えていたのかもしれません。だからという訳ではありませんが、その会社の悪いところが見えてくる前に契約が満了となったのは、寧ろよかったと思うべきなのかもと思ってしまいます(笑)。
いずれにしろ、ぼくはまた新しい場所を探さなくてはなりません。
来年春まではと決めているためです。
現在は次の仕事を探している最中ですが、今年も既に12月のため、幾つかの記事に関しては最低限UPしていかなくてはなりません(先ほど気がつきました 汗)。大掃除ほどではありませんが、適度に今年の汚れを拭い去りつつ、記事を書いていきます。これはもう完全な自己満足の世界ですね。それにしても、よく続いていると思いますよ。だって、日記ですら1年もたなかったのですから(新潮社から発行されているマイブックを何度か購入しましたが、最後まで文字が埋まることはありませんでした・・・)。
もう12月も10日が過ぎてしまいました。このままではあっという間に年末年始を迎えてしまいます。明日より気を引き締め直し、書くべき内容をまとめ、実生活でもやるべきことをやって、師走を駆け抜けたいと思います。また、インフルエンザも早くから流行しているようですし、この時期にも食中毒は猛威を奮うようなので、自身の管理と食べ物の管理も気をつけて行っていこうと思います。